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ゆめかわ日記

シノロジー社(群暉科技)製のNASにSSH接続してごにょる

皆さんはNASを利用されますか。

NAS := なすび🍆 := ネットワークアタッチドストレージ。

ネットに接続して利用するファイルサーバーですね。 ネット接続でファイルを管理することができるので、接続権限を与えたりDMZに投げ出しておけばどこでも写真を閲覧することができたり、 rsyncやportinerを入れて遠隔でバックアップを取ったりすることで他サーバーのSQLダンプファイルなどをcron処理でぶち込んだり出来て非常に便利です。

僕は写真が趣味でもなくエロ動画を保存しているわけでもないので、NASとは無縁だろうなぁと思っていたんですけど、 4年前からうっかりサーバー管理を始めてしまい、急遽購入させていただきました。

僕が購入したのはシノロジーという台湾の企業が販売しているGUI対応のNAS。

NASの多くはFileZillaみたいなシンプルなファイル管理システムか、CUIみたいな構造が多い中、 シノロジーのNASはOSみたいな見た目でマウスで直感的に操作できるという魅力があり、一目ぼれして購入しました。

はじめは見た目が鮮やかで、Windowsでいうところのエクスプローラーを弄る感覚でファイルをアップロードしたりプロパティを参照できたりと感動する部分も多かったのですが、 どうにも重い...

僕がジリ貧で一番安いモデル買ったのが悪い(メモリ512MBしかない)っていうのが一番あるんすけど、もう買ってしまったものは買ってしまったので、どうにか軽くできないかなと悩み始めました。

シノロジーのNASはアプリケーションをパッケージセンターで管理しています。

そのため、ここにあるアプリケーションから不必要なアプリを抹消すれば、バックグラウンドタスクとして常駐するアプリケーションがパージされるのでちょっとだけ余力が出来る...

と思ったんですけど、消えへんのかい!!

標準アプリは消されたら困るのか、アンインストールの項目が暗転して操作できません。

どうにか消してしまいたい...

...

おっ

SSH接続あるじゃん。

接続できるじゃん

シノロジー社のNASはDSMというLinuxベースのOSが導入されています。

多分ディレクトリ構造からしてDebianベース?

それはさておき、侵入できたので色々コマンドを打ち込んでみましょう。

snap ... 反応なし

apt update ...反応なし

およ~

aptもsnapも反応が無いということは何か特殊なパッケージ管理をしている予感がする...

linuxcommandlibrary.com

やっぱりしていましたね。SynologyのDSMはパッケージをsynopkg経由で管理していることになります。

community.synology.com

また、コミュニティサイトによると動作中のパッケージは一度停止させてからアンインストールを実行するとのこと。

ということでsynopkg list --nameでインストールされているパッケージのCUI名称を参照し、それをもとに愚直に抹消していきます。

synoservice --disable pkgctl-SynoFinder
synopkg uninstall SynoFinder
synoservice --disable pkgctl-ActiveInsight
synopkg uninstall ActiveInsight
synoservice --disable pkgctl-ScsiTarget
synopkg uninstall ScsiTarget
synoservice --disable pkgctl-SecureSignIn
synopkg uninstall SecureSignIn

毎回アンインストールに負荷が掛かるのか、何度か動作を停止しそうになりましたが何とか必要最小限の範囲まで限定することができました。

ここまで絞った効果は、GUIの面では変化なしでしたが、Rsyncでファイルを転送する処理速度とファイル自体を外部から参照する速度が一気に向上しました。

何かが通信を妨げていたのかな...

SSH接続が出来るということなので、DockerやPortinerといった物もSSH経由で落とし込むことができます。
ただしSynopkgの場合、モデル的に導入が無理なものはリジェクトされるのでCurl経由で落とし込む必要があります。

一応検証してMinioが入るまで確認したのですがフリーズするので使い物にはなりませんでした。 Docker自体がそもそも莫大なリソースを食うので、対応していない=入れても扱えないと心得たほうがいいです。

他に仕込めるものがあれば続報を書きます。

以上。

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尚、実際の人物や団体に影響が出ないようにある程度抽象化したり脚色したりすることもあります。ここに出てくる登場人物や出来事は全て夢の中で起こっているようなものという感覚で読んでいただけると幸いです。